白虎連合最終章
とりあえず寿の頭を一発殴っといて。
後はうちの姿で変なことをしないように、祈るのみ。
しかもバイクに座ってるから女の子と背丈変わらんのよね。
立ったら偽物って分かるのにっ。
「で、悠介」
「あはっ、バレた?」
「なんであんた止めへんねん」
「楽しそうやなーって」
「アホか!!!」
金髪トナカイはやっぱり悠介。
一瞬雄大くんかなって思ったけど。
悠介の頭も殴り、頬を膨らませ再びトナカイの頭を深く被って。
てか龍だけやん気付いてくれたん。
「ゆいさーんっ、俺はちゃんと気付きましたからねーっ」
「ありがと」
「ってか白咲、ゆいちゃんの後ろやから気付いただけちゃう?」
「実はそっくりと思ってるやろ?」
「……………」
「あれ?龍」
うん。
もう知りません。
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