白虎連合最終章
「そんなこと言っても、最後は強制的に会わなあかんけどな」
「んなもんそっちの勝手やろが」
「俺は兄貴として言ってやってんの」
「ほな弟として拒否するわ」
「え?兄弟?!」
そういえば紫織知らんかったっけ。
とりあえず紫織の腕を掴み、自分の口に人差し指を当てる。
今、二人の会話を止めてはいけないから。
ただギャル達もびっくりした顔してるけど。
速攻噂広まるやろな。
「ま、早く荷物纏めとくことやな」
「あ?」
「どっちにしろお前は天海龍になるわけやしねー」
「黙れ」
「ほななー、バイバイ」
手を振り、また笑顔を浮かべ尚輝は背を向け歩き出す。
ギャル達もしっかり着いていって。
てか忘れてた。
尚輝って自由人やっけ。
「お前兄貴と似てんなー」
「ああ?」
「笑い方そっくり」
「アホか、ねーゆいさん?」
「あ、うん、せやね」
ごめん龍。
うちも似てると思いました。
.