白虎連合最終章
そして想像通りというかなんていうか。
龍と尚輝の噂は瞬く間に広まって、
「白咲くんと天海くん、兄弟やねんてーっ」
「どっちも男前なはずやねっ!!!」
「ほんでボンボンらしいやんっ、素敵ーっ」
「白咲くんが病院継ぐねんなっ?」
どこにいても聞こえる会話。
それは掃除時間の今でも。
キュッと雑巾を握る。
いつもより絞れた気がした。
「うぜー、まじでうぜー」
「龍、気にしんとき」
「窓ガラス割りてー」
「掃除困るからやめて」
そして掃除が終わるのを待ってくれてる龍は頑張って耐えてる様子。
そりゃ嫌やんね。
だからこういうのは、
「ー痛っ!!!誰雑巾投げてきたん!!!」
「あーごめんごめん、手滑った」
「は、華風さん…」
「早よどっか行ってくれなまた手滑りそうやねんけど」
「き…きゃあああ!!!」
うちが処理します。
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