白虎連合最終章

どうしよ。

でも起こさな話聞いて貰えへんし。




雄大くんから起こそっかな。

んで英寿くんの寝顔は貴重やから写メ撮っとこっと。








｢雄大くん、起きて｣


｢んがーっ…｣


｢雄大て｣


｢くかーっ…｣


｢森高くーん｣


｢んんっ…んがーっ…｣


｢……………｣








あかん、全然起きひん。

ちゅーか涙止まってんけど。





仕方なくブレザーを脱ぎ小さく纏める。

それを雄大くんの顔の上で、









｢んがーっ……うわっ!!!冷てっ!!!｣









思いっきり絞った。







瞬間、雄大くんは飛び上がり顔を思いっきり拭いて。

そりゃ冷たいよ、雨に濡れてきたもん。









｢誰やねん!!!…ってゆい？！｣


｢おはよ｣


｢？おは、おはよ｣









うーむ。


我ながら素晴らしい起こし方。








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