白虎連合最終章
放課後。
鞄とマフラーを持ち、教室を後にした。
紫織と一緒に階段を下り、下駄箱へ。
スリッパからローファーに履き替えて、と。
「龍ー、うち今日紫織と遊ぶ」
「れっくんあたしもゆいと遊ぶっ」
「はいよー」
「マジっすか?!俺カラオケ行く気満々やったのに!!!」
「ほなねー」
カラオケって。
龍カラオケ好きやな。
でも残念ながら今日は絶対あかん。
そして明日もあかんっ。
手を振って、さっさと向かう。
付いてきたら困るしね。
「龍くん一人暮らし始めるねんて?」
「うん、高三から」
「ほな北区のマンションどうすんのっ?」
「また雄大くんが住むねんてー」
なんだかんだ親に愛されてる龍。
尚輝は実家らしいし。
さてと。
買い物楽しもっ。
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