白虎連合最終章
外に出れば、今日も晴天。
雲は遠くのほうで見えるだけ。
「あれっ、ゆいさん早いっすね!!!」
「龍も早いやん」
「えっ?!ほらっ、だって」
ほぼ同時に、龍と鉢合わせ。
意味なく鞄を背中に隠してしまった。
一応紙袋じゃなくて鞄に入れてるけど。
あかん、やっぱ今は止めとこ。
バイクに乗る龍も何故か髪セットしてるし。
なんでやろ?
「ほな学校行こっか」
「えっ?!あー…はい」
後ろに乗り、背もたれに体を預ける。
鞄をちゃんと両手で掴むために。
学校着いてから、渡そ。
絶対そうしよ。
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