白虎連合最終章
今の目標は寿を合格させること。
じゃなかったから、うちがお父さんに怒られてしまう。
どちらかゆーたら皆が滑り止めに使うような大学やのに。
ま、一応最低限の勉強した方がいいしね。
「…大体ゆいかて昔は勉強せんかったやん」
「なんか言った?」
「だー!!!俺もう無理!!!大学行かん!!!」
「こら!!!逃げんな!!!」
脱走を試みる寿の首を掴み、再び座らして。
こっちかて眠いねん。
それか遊びに行きたいねん。
一旦座らし、外に出る。
そしてバイクからある物を取り出し家へと戻った。
「ゆい、それはなに?」
「ん?オトシマエに使う紐」
「それを一体どうするのかな?」
「あんたと椅子を縛るねん」
「ちょっ…!!!ごめんなさい!!!もう我が儘言いませんから!!!」
「うるさい黙れ」
「鬼!!!節分なったら豆投げたるからな!!!」
時間を見ると、夜中二時。
うるさい寿は置いといてやっぱり寝よっと。
同じ部屋やけどね。
また脱走したら嫌やし。
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