白虎連合最終章
頭を傾げ、龍を見るけど何も変わらず。
ただ拗ねてるというか怒っているというか。
うーん。
やっぱり分からへん。
「まぁ、試験までもうすぐっすもんね」
「あ、うん」
「ほな俺大人しく待っときます」
「え?あ、ありがとう」
周りを見ると、皆なんとも言えない表情。
しかもその目は完全にうちに向けられて。
結局龍にお礼を言いながらパンをかじるけれども。
この雰囲気、なんすか?
「ゆいは悪くないよ、うん」
「はい?」
「元々そういう性格やしな?」
「はい?」
元々そういう性格?
何が?
とにかく試験まではゆっくり出来ひんし。
今は今のことに真剣になろ。
龍のはまた今度日空けたらいいかな。
うん、そうしよ。
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