白虎連合最終章
天気は良好。
最後に龍達に会ってから数日。
制服に着替え、鞄を持つ。
私は黒のマフラー、寿は白いマフラーで。
「何で行くん?」
「電車ー」
「えー、俺電車嫌い」
「ほな置いてくで」
「うっそん!!!ちょっ、待ってって!!!」
慌てる寿を置いてスタスタ歩く。
駅まで歩き、電車に乗って。
電車に乗れば、予想通り注目の的。
それを無視し、適当に座り込んだ。
「見てっ、華風兄妹っ」
「めっちゃ珍しない?!」
「顔似すぎ!!!」
目的の駅までまだまだかかる。
ってことはギャルやヤンキーにずっと見られるということ。
隣で寿はのほほんと髪いじってるし。
そんなに似てるか?
「寿、お茶頂戴」
「んー」
果たしてそれは私が男顔なのか、寿が女顔なのか。
…考えるのやめよ。
男顔とかやったら立ち直れへん。
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