白虎連合最終章
溜め息をつき、外の景色を眺める。
天気は良いけど外は寒そう。
普段降りない駅やから、窓から見える街並みは全然知らない。
それが余計に大学まで試験に行く、と感じさせられた。
時間は経つのが早い。
私達は別々の道に向かう。
「おっ、次の駅ちゃうん?」
「あー、うん」
「降りる準備しとけよー」
「保護者か」
再び鞄を持って電車を降りる。
同じ駅で降りる他校の生徒も今から同じとこで試験なんかな。
ちゃっちゃ終わらせて早く龍に連絡しよ。
紫織も応援してくれてるし。
「受験票持ってる?」
「任せろっ」
よし。
頑張ろっと。
.