白虎連合最終章
まだ15才だった私。
二人は、16才。
今より見た目幼かったっけ。
それは私も同じ。
「何してんの、二人共」
「いやー明日卒業式やし高校最後堪能しよっかなって」
「お前は?」
「まぁ、似たようなもんやね」
そういえば二人共留年やってんな。
今回は卒業するらしいしよかった。
ダウンを羽織った英寿くん。
ジャケットを羽織った雄大くん。
そんな二人も私の両隣に座り込む。
流石英寿くんが造ってくれたバイク。
踏ん張ってくれるわ。
「ん、」
「あ、ありがとう」
手渡されたお茶。
二人はビール。
あの時、ここで会ったんと同じ。
それが懐かしくて。
つい笑ってしまった。
.