白虎連合最終章
「こ、このツリーだけでも嬉しいで?」
「こんなんでいいっすか?」
「いいよいいよっ」
「…ゆいさんがそう言ってくれるなら」
よしっ。
誉め千切り作戦成功!!!
子犬みたいな龍は機嫌が戻ったのか、再び子供みたいにプレゼントを見つめて。
私は私でツリーを眺めていた。
んー、やっぱ綺麗。
頂上の星はめっちゃ大きい気がするけど。
「後でケーキ食べましょうねっ」
「ケーキ?」
「俺買って来たんすよっ」
それを先に言って欲しかったっす。
そしたらケーキがプレゼントとか言えたのにっ。
まぁこんなにゆっくり過ごすのも久しぶりやしねー。
ケーキも何時ぶりやろ?
「これがケーキっす!!!」
「でかっ」
張り切り過ぎもあかんかもしれへんけどね。
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