白虎連合最終章
しんしんと真っ白な雪が暗闇から降り注ぐ。
窓から見えるその景色はやっぱり飽きない。
「大体ね、俺と紫織やったらまだよかったですけれど」
「「…はい」」
「雄大さんと英寿さんなら二人ともベンツで砂利道ですよ」
「やばかったねー」
「本間二人で感謝やわ」
「ちゃんと聞けー!!!」
「「ひっ…!!!」」
さっきの甘い雰囲気は何処へやら。
今は蓮に説教されてます。
私と龍は床に正座。
蓮と紫織はソファーに座って。
「二人共、ゆいさんが白虎を卒業するまで付き合わないんでしたよね?」
「「はい」」
「族の頭が二人揃ってそれを破って、更にはイチャラブっすか」
「お前と紫織さんもしてるやん」
「立場が違うんじゃボケ!!!」
またまた龍は殴られて、頭にたんこぶ。
それを横目で見ていると蓮は立ち上がって。
「これから二人っきりになることは禁止」
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