白虎連合最終章





「とととにかく、玄関行くで」


「えぇ?!」


「ゆいも来てって!!!」


「嫌やぁ…!!!」







鉄パイプを持ち、震えながら階段を下りて行く。

しっかり私の腕を掴んでいるので、私も強制参加。




ってかお化けって戦えるん?!

木刀と鉄パイプでいける?!








「てゆか、なんで幽霊がうち来んねん」


「うちがお化け屋敷入ったから、」


「お前のせいか!!!」


「雄大くんのせいやって!!!」


「とととりあえず行くで」


「う、うん」









一階に辿り着き、居間を抜けて玄関前の廊下で立ち止まる。

私はしっかりと寿の背中に抱き付き、恐る恐る前を見つめた。







ガタガタ…!!!

ガタガタガタガタ!!!








やっぱ。


やっぱ怖い!!!








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