白虎連合最終章

早朝四時。

そんな時間に関わらず、居間には家族が揃っていて。



テーブルにはお父さんとお母さん。

お姉ちゃんは台所で飲み物を取り出している。








｢久しぶりやな、二人とも｣


｢怖がって損したわ、なぁ？｣


｢本間それ、鍵くらい持っといてや｣







そしてふてくされる双子。




ていうか家族全員って何年ぶり？

中学一年から？








｢せやから、間違って成田空港に着いちゃってんて｣


｢ほんで新幹線ないし、夜行バスで帰って来たんよ？｣


｢お茶目過ぎやろ｣


｢ちゅーか玄関覗いた時おらんかったやん｣


｢庭に行って窓開いてるか確かめてたのー｣


｢……………｣







なんていうバットタイミング。

そりゃ玄関に誰もおらんがな。






お姉ちゃんとお母さんは笑ってるし。

お父さんは…塩まみれ。





あーあ。

パラパラと塩落ちてるよ。









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