CHATEAU LATOUR
ベッドに戻って、布団に潜り込む。


今度は朝まで眠れるといいな、と思いながら目を閉じた。







−朝。


「彩音、そろそろ起きないと遅刻するよ」


あ…凪の声だ。


目を開けると、目先3センチの所に凪の顔があった。


「っ!?」


びっくりして飛び起きそうになった。


「あっ、ごめん。」


そう言って凪は退く。


周りを見渡して、良かった、朝だ。なんて思いながら体を起こす。



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