キミが、遠イ


今日は、入学式だから早く帰れた。


「友達出来なかったな。」

私は人見知りで、中々人と喋れない。

損な性格だな


「あれ、ちょっとそこの子!」


ポン、と肩を叩かれた。

「は、はい」


後ろを振り向くと、同じ学校の制服を来た男の子が立っていた。

「高瀬さん」


そういって、その男の子は白い歯を見せた。


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