My way
自分をしっかり持っている
黒田純という人に釘付け。
こんなにも自信に溢れて
格好良く見えた。
知らない人ばかりのこの
教室の中で私自身も何か
変われるんではないかと
期待していた。
「あの、返事。
まだでもいいから
メアド教えてくれる?」
「ちょ、「いいよ。」
「いいの?由衣。」
「うん。はいこれ。」
私をよく知っている
優香が止めようとしたけど
断っていた。
この人ならたぶん大丈夫な
気がしたんだ。
私はメアドを書いて渡した。
「ありがとう。メールする。
帰ったらすぐにするから。」
「分かった。」
不思議と笑顔を浮かべてた。
最近の自分には驚くこと
ばかりある気がする。