幸せのカタチ
朝食を作って、食べて、支度をして、家を出る。



いつも通り。



結衣はまだ帰っていなかった。


きっと、友達の家から学校まで直行するつもりだろう。




駅で奏と待ち合わせ。


そこから5駅ほど行ったところに学校がある。




私立の共学の学校。



施設もいい感じだし、学食のメニューおいしいし、先生おもしろいし、なにより、クラスメイトの仲がいい。



居心地がいいから、あたしは学校が好き。




校則が緩いのも最高。




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