気付いてよ
第七章 Side:K
色褪せない想い
そんなもの無いと思ってた
ただの綺麗ごとだって思ってた
でもこの想いは全然消えてくれなくて
少しも色褪せてくれなくて
どうしたらいいのかも分からないまま
時間だけが過ぎていく
でもひとつだけこの過ぎていった時間で
分かったことがある
それは色褪せない想いもあるってこと
これだけは証明できそうだ
だからそれで良いってことにしよう
その代り迷惑は掛けない
一生好きだけど
もう二度と伝わることは無いと
そう思っていた
私の初恋
私の想い