LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完
そう思って、とっさに
ギュッと目をつむった。





――でも、頬を襲うはずの
痛みは、いつまで経っても
訪れない。





代わりに、耳に聞こえて
きたのは――……。





「……いい加減にするのは
オマエだ、麗」





「たっ、恭夜っ!!?」






叫んだのは麗先輩。






あたしは、目を開いて
目の前に恭夜がいるのを
見ても、驚きで声すら
出なかった。





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