--ツミビト--月蝶の舞う夜に
椎名 純一
『お…おい!!正気か!?
封花隊の男
『へぇへ…………!!
目が覚めたのか、男は先程の顔に戻った。
封花隊の男
『ぁ…悪い、取り乱したな…話を続けよう。
男はコーラを隠し汗だらけで周りを気にしていた。
封花隊の男
『あんたらが…知りたい情報……3つまで答えるよ。
如月 卯月
『どうしますか?
聞きたいことは山ほどあるが、謎の中心を探ればいい。
ピクロスと感覚は同じだ、中心が分かれば絵の想像は出来る。
椎名 純一
『じゃあ…あんたたち「封花隊」の話から聞かせて貰おうか。
男は少し驚いた様子だった。まさか最初に自分たちの話からだとは思っていなかったようだ。
封花隊の男
『……俺達、「封花隊」は村人と外部の人間の監視するのが仕事。掟を背く人間がいないか監視してるんだ。
椎名 純一
『成る程、じゃあ二つ目だ。仮に掟を違反した奴はどうなるんだ?
この時、男の顔は酷く青ざめた。
封花隊の男
『…詳しくは…知らないんだ。俺達は違反者を見つけて連絡するだけ…後は「姫百合」が……「処刑」するだけ。
『処刑』…これは分かっている。速い話は言葉の通り『処刑』するだけだ。だが新しく分かったのは…処刑を行うのは『封花隊』では無くす『姫百合』と呼ばれる連中らしい。