--ツミビト--月蝶の舞う夜に


椎名 純一
『…分かった。

封花隊の男
『じゃあ最後の1つだぜ…慎重に考えろよ。

最後の1つ、だが俺は聞きたいことは決まっていた。


椎名 純一
『最後の1つは……先程の話で出てきた「姫百合」は…殺人集団なのか?

封花隊の男
『……………っ!!!


男は少し考えたが、震えた声で口を開いた。


封花隊の男
『そ…それだけは…もし言ったら…俺もあ、あんたたちも…すぐに殺される!!

如月 卯月
『…どういうこと?


封花隊の男
『話は…ここまでだ!!じゃあな!!


仮面とフードを被り、男は急いで土手を下って行った。



如月 卯月
『あーあ、行っちゃった、酷く怯えてましたね。

椎名 純一
『まあ、重要な部分は聞けたからな。時間も時間だ…速く交番に戻ろう。





















『…今日は綺麗な月になりそうね…。
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