あなたへ


「じゃ、行こっか!」

「うん!」


学校から
駅前まで歩いて15分。

それまで
妃那太とは
他愛のない話をしていた。


「あ、ここだ」

「何にしよっかな〜」

「いらっしゃいませ〜」

ん?
何か
聞いたことのある声…


振り向くと
そこには
すみれがいた。


「「あ、すみれ!」」

「あ〜依梨!妃那太も!
こんなとこまで
どーしたのっ??」

「妃那太にケーキ
奢ってもらうんだっ」


それから
すみれと話して
妃那太に
ケーキを買ってもらった。
今日の気分的に
モンブランだったので
モンブランを
買ってもらった。


「ん〜っ!おいひい!」

「あ、あのさ…」

少し
俯いて
妃那太が話しはじめた。


「俺と付き合って欲しいんだけど…っ」



夢かと思った………。




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