SICK&TIRED
………自分の誕生日を忘れるなんて
衝撃的すぎる
「…誕生日」
アタシがぼそっと呟くとあみが喫茶店を指差して「お茶して帰ろ」
そう言った
席に座ってホットレモンティーを二つ注文した
再びブルゾンの入った紙袋を改める
「これ、くれるの?」
「スワロフスキーは無理だけどね、それくらいなら」
「ありがとう…」
「自分にも買っちゃったけど、誕生日でもないのに」
あみは自分の横に置いている紙袋を一瞥した
ホットレモンティーが置かれて、アタシ達はそれに一口ずつ口をつけた