SICK&TIRED



「親にはアタシと行くってアリバイ工作をしたらしくってね

それで、アタシは……

金曜の夜から行くところが…なくって」


そこまで言うと察したらしく目を丸くしてこっちを見た視線に恥ずかしさMAXで、慌てて手を振ってしまった


「ごめん、迷惑だよね

あの、今日みほちゃんに頼んでみる

いきなりだけど事情説明すれば……」


「迷惑なわけないじゃん

めちゃくちゃ嬉しいよ」


やばい、なんかわけわかんないけど、泣きそうかも



「ってゆうか、

あみが旅行にいかなくても

うちに来てって誘うつもりだったし」




なんだろ?

なんでちょっと泣きそうなんだろ


とうまの手がアタシの頭から髪をなぞって

胸の下までおりてくると

ゆるくカーブした毛先であそぶから

その指先が胸をかすめる


「なんか、今夜の合コンのことなんか吹っ飛んだ

早く週末ならないかな??」


甘い官能がアタシを支配し出す


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