鈍感あのコin男子校ッ?!


「龍、唯チャンが来る前、マジでしゃべんなかったんだぜ?」


「・・・?」


「もっとクールだったってこと」


「・・・ぁあ!」




 そうなんだ・・・



「あたしの、知らない龍・・・」


「やっぱり唯チャン、龍が好きなんだ?」


「へっ?!」


「ははっ、当たり~」


「なんっで、分かっ・・・」


「ん~、見てればわかる♪
 でも龍、唯チャンが来てから変わった!
 うん、唯チャン、俺はかなり脈アリだと思う!」


「みゃく・・・?」



 脈。

 みゃく・・・?





「頑張ればいけるってこと!」



 いちいち解説をしながら話してくれた亮汰は、いい人だ。


< 169 / 377 >

この作品をシェア

pagetop