鈍感あのコin男子校ッ?!


 ガンッ。


 誰かが机を蹴った音がした。


「…うるさい。
 人の眠りを妨げるな」



 …か、か、かっこいい…!


「「「お、おぅ…」」」



 そして男達はどこかへ消えていった。



 綺麗な横顔。

 漆黒の髪の毛。


 …イケメンだぁぁぁ…



「あ、あの!」



 あたしはお礼を言うべく、その人に近づいた。


「何?」

「あ、ありがとう…助けてくれて」


「別に、助けた覚えはない」


 …ぬはっ!



 なんっだ、この人…


 なんていうか…キザ!



 …かっこいい…!


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