鈍感あのコin男子校ッ?!



『・・・龍くんは物分りがいいみたいね』





 女が陽に聞こえないくらいの声で言った。









『・・・お前は何がしたい?』



『あたしのいうこと聞きな。
 ぶっちゃけ陽とかもうどーでもいーから』












 心底むかついた。






『おい龍?
 何こそこそやってんだよ、人の彼女と!』



『・・・陽?
 ごめんね、あたし蓮くんと付き合うことになっちゃって・・・』








『『はっ?!』』



 蓮と陽が同時に声をだした。


< 271 / 377 >

この作品をシェア

pagetop