鈍感あのコin男子校ッ?!
ガシッ。
…ん?
「痛く…ない?」
「ギリギリ…セーフ…っはぁ」
「れ、蓮?!」
あたしの体をがっしり捕まえていたのは、紛れもなく、蓮だった。
「…お前~、俺をシカトとはいい度胸…」
う、うひゃぁっ!
「ご、ごめんなさぃぃぃ…」
何だか、蓮の目が恐ろしく怖く見えた瞬間だった。
「…何だよ~、2人いい感じになっちゃって~?
俺等出る幕なし?
あ~、つまんねっ!」
「か、けるクン…?」
「俺だってゆいゆい触る~!」
「きゃぁあっ!」
…と、ヤバい感じ…?
すっぽりと翔の腕の中。
「ゆいゆいの匂い、いい匂いだね~」
「なっ…///?!」
クンクンって匂いを嗅ぐ翔クン。
い、犬…!
可愛い…!