鈍感あのコin男子校ッ?!
「ゆいゆい~?」
「ん?」
「行く、よ?」
「あっうん、ごめんね」
あたし達は食堂に向かった。
ガンッ
…え?
「てめぇが言ったんだろ!」
罵声が響く。
この声っ…
「蓮?!」
「あ゛?」
蓮だった。
男子生徒の首を掴んでいる蓮の目はいつもよりも怖かった。
「何っ、やってんの!
離しなよ!」
「あ~?
何で唯に言われなきゃなんねぇんだよ?」
何でって…
「そりゃぁ…」
って、何で?!
「何だよ」
あたしって、何でいつも蓮の喧嘩とめてんの?!