鈍感あのコin男子校ッ?!

「な、何だよ!」


 蓮の睨みにびびる男子達。


 助けて…くれたの?


「唯。
 お前ちょっと来い」


 そぅ言って蓮に引っ張られる。


「えっ?
 えっ、えぇぇえ?!」


 あたしは転びそうになりながらも蓮のあとをついていく。


「ちょっ、蓮…
 転ぶっ…」


「あ?
 おぉ、悪ぃ」


 そう言ってあたしの手を離した蓮。

 
 …えっ?

 
「…っ、今離さないで───…」


 やばいっ、転ぶっ…







 
< 55 / 377 >

この作品をシェア

pagetop