My life road ~明日への道~
「…泣いてんの?」
「泣いてないって」
私は泣いてない。
泣いてないよ…。
「…っ」
私の頭に軽く手を載せる隼人。
「何ー…」
暗くて見えにくいけど、隼人が動揺してるのが分かる。
恥ずかしいような、そんな顔が浮かび上がって見える。
「無理すんな」
…なんで?
なんで隼人にはわかっちゃうの?
分からなくて良かった。
能天気にふざけてれば良かったのに。
そうすれば、笑顔だったのに―…