My life road ~明日への道~
今、謝ってくれた?
…でも、こんな簡単に仲直りなんて…出来る?
「は~いはい、邪魔だよ!話すんなら屋上行けっ」
「杏…。……うん。」
杏、そんなこと言って…。
優しさだってことは分かってるよ。
私と紗菜は無言で屋上に行った。
ドアを開けると、春の風が私たちを包んだ。
「…嫉妬したんだ」
嫉妬?
「…うん。何となくわかってたよ」
カシャン
フェンスに寄りかかる音が静かに響いた。