氷雪花
「嘘だろ」


「当たりま・・・」


ヤバイ!

言っちゃった!!



って言うか、何かこのごろ私のキャラ崩れてない!?


よし、ここは心を落ち着かせて・・・



「で、本当の事言ってくれるかな?」


「・・・別に、あんた達にいう必要ない」


冷めた声、冷めた瞳


そうだ、これが私



「屋上にいたってだけで、色々聞かれなきゃいけないの?




ねえ・・・


どうして?」



忘れるな、あの日のことを


感情を捨てたあの日を、家族を失ったあの虚無感を・・・!



私の瞳はどんどん冷たくなった


「ふふっ

何もいえないの?


居る必要が無いんだったら、帰るわね?」



それでも、何も言わない




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