氷雪花
まぁ、要するに・・・


「私を傘下とか下っ端の人たちに紹介するのね?」


「えぇ、物分りが良くて助かります」


・・・さり気に酷いな・・・


「今から?」


「はい」

ニッコリ笑っている聖が憎らしい

ふーん

つまり、私のことを知ってもらって私に何かあったら守らせるのね


ククッ

まだ私の事を信じているの?


私は・・・

貴方達に現実を見せる

見せたら、他の所に行くわ


それまで・・・ね


「・・・白愛、行くぞ」


「えぇ・・・」


白愛と琉架と、幹部達はその部屋を後にした


――――――――――


「これからどんなことがあってもビビるなよ」

「あら、私に怖いものなんて無いわ」


「フッ、だろうな

お前は姫君になるんだからそれなりの覚悟が必要だが、お前には必要ないな」


「ククッ

私の心配より、貴方達の心配したら?

私に骨抜きされるわよ」


「それも悪くねぇ」


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