氷雪花
さてと、荷物を纏めようかな



まず最初に、衣服を入れる


がらっ

クローゼットを開けた


全部入らないから、気に入ってるのだけ持っていこ



入れながら、雪華はこう考える


・・・どうして玲さまは、私に「王華学園」に入れさせたのかな



もしかして、学校に行くことで、感情を取り戻して欲しかったのかな



・・・そんなのは、もう手遅れだよ



もう、私の手は紅に染まっている


あの男と同じ存在なんだ


復讐だって、自分の自己満足


こんなことをして、死んだ家族が喜ぶわけ無いのに・・・







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