いつか君の傍で…
「ピピピピピッ――」
「……ん……はぁ……」
「華凛!早く起きなさい!」
「……はぁい……」
「学校遅れるわよ!」
学校……。
行きたくないな。
私は重い腰を上げ
制服に袖を通した。
髪の毛を二つに縛り
リビングへ行った
「…はよ」
「おはよ。早くご飯食べなさい」
「……わかってるよ」
「いってきまぁす」
「いってらっしゃい」
一人で歩いていると
「おっはよ!」
「なんだ…実嘉か…」
「ごめんなさいね。大好きな翼君じゃなくて」
「別にそういう意味じゃないし」
「どうしたの?」
「翼。好きな人居るんだって」
「え!?誰!?」
「わかんない」
「華凛、なんで知ってんの?」
「昨日メール来て。協力してほしいって」
「は!?で、誰か聞かなかったの?」
「寝ちゃって…;」
「はぁ…まぁ頑張れ!私はいつでも華凛の味方だからね!」
「ありがと」
そのまま気付くと
学校に着いてた。