花には水を




私自身が連に我を忘れる程どっぷりと溺れてしまいそうだから・・。








彼の手を掴んで底なしの沼に引き摺り込んでしまうかもしれない。





馬鹿みたいな独占欲で彼を苦しめてしまうかもしれない。









それは、私の望んだことじゃない。






望んだ事なんかじゃないから。















「さて、立花もう時間がない」




そうですか。




「・・・・何になりたいとか・・本当にないのか?」





「空をと「お前なぁー・・・」




嘘ですよ、少しは頭働かせてますって。










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