花には水を



フッと微笑んで言い切ってしまった瑞穂に私はもう何もいえなかった。



なんだろう。



瑞穂は優しすぎるよ。




今までどれだけ人に気を使ってきたんだろう?



どれだけ、我慢してきたんだろう?




あの笑顔の下に、どれだけの悲しみと苦しみが隠れているんだろう…。





…胸がズキンッと傷んだ。





暗くなった部屋に、輝く星が広がった。




光り照らす星達を、私達は地上から見上げるんだ。





たとえこの光が本物じゃないとしても。










未来を照らす光は、きっとすぐ近くにある。


















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