花には水を



「あ、こら頂きますって言ってないだろ、たく・・・。って、は?コンタクト無くしたのか?」





忙しい人だなぁ。




顔、何回変えるんだ?星夜兄は・・。



「いっただっきまーす」と呟いて、もう一口口に運ぶ。





うん、最高に美味しい。



顔にやける・・・。




「灯、口ついてる」




「え、ほんと?取って」





「子供か・・・」




そう言いながらも、ティッシュで口元を拭いてくれる星夜兄。





なんで彼女いないかなぁ?




「星夜兄って、彼女作らないの?」




「話ずらしすぎ。俺には、まだそんな余裕ないんです。灯がちゃんと生活していけるまで面倒みなきゃいけねぇーんだよ」





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