花には水を
「じゃあ、それでいいじゃん?これからも、宜しくお願い致しまーす」
カレー一点を見つめそういう私に星夜兄ははぁ、とため息をついてカレーを口にはこんだ。
「・・・・あ、てか逃げてんじゃねぇーコンタクト」
ふと思い出したというように顔を歪める。
あー・・逃亡失敗。
「コンタクト結構高いんだぞ?這いつくばってでも探せや」
「無理、私そういうの嫌いだもん」
「おーまーえーなー」
「ごーめーんーなーさーいー」
星夜兄の言い方に対抗するように謝る私に、呆れたと声を出して椅子に座った星夜兄。
ちょっとは反省してるんだよ。
今度、バイト探してコンタクト代返すからさ。
「・・・今度は、無くすなよ?」