花には水を
偶然、運命
朝、いつもどおりの目覚め。
「ん・・よく寝た・・」
大きく欠伸をして、側に置いておいた眼鏡をかける。
コンタクトを外している時は、この眼鏡で過ごす。
だけど、眼鏡ってあると邪魔だからあんまりスキじゃないんだよね。
ハンガーにかかっている制服を手にとり、着替える。
青色のブレザーに、茶色と赤と黄色のチェックのスカート。
いつも通り着替え終わったら、リビングへ降りる。
と、私の目に飛び込んできたのは悲惨な現場。
机には資料が幾つもバラバラに放置されていて、その上に寝ている星夜兄の姿。
まさかリビングで寝ていたなんて・・・。