花には水を
すると、勢いよく飛び起きて「何時!?」と焦った声を出した。
そんな星夜兄を笑うと、寝ぼけた目で近くにある時計を見つめ「まだじゃん・・・」とへたりこんだ。
「んな事ないよ、ほら着替えて。顔洗って、そっちのテーブル片付けて」
ほいほいと指示する私に星夜兄は静かに従う。
星夜兄は、馬鹿に寝起きが悪い。
だから、朝ぐらい私がしっかりしないといけないのだ。
少し冷ましておいたおかずを、弁当に詰める。
よし、これでお弁当は完了。
あとは、朝ごはん。
適当に目玉焼きとハムでも焼いておこう。
私は、また冷蔵庫へと足を運ぶ。
ちゃっちゃと作った、朝ごはん。