花には水を





なんて。





子供のときからずっと。









私は、渡された紙を小さく折りたたんでポケットの中に入れた。






「考えてきまーす」






「ちゃんと、その紙に書けよ・・?」






「たぶーん・・・」





グターと机に体を預ける。




脚の部分がミシッと音を立てた。







「おい・・・」






先生の呆れた声が聞こえ、「帰っていいぞ」というお言葉も頂いた。






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