花には水を



「無視してるんだから、そろそろ分かってもらいたいんだけど」





「はあ?」






「相手する気は無いって事だよ?ワカンナインデスカー」



小首を傾げて、そういうと怒ったようにして机をドンと叩いた男。





ほんと、わけ解んない。




「何様だよ!」



いや、君がね。




もう、めんどくさいなぁ・・・。



私が立ち上がろうとしたとき、その男の手が掴まれた。







掴んだ奴は見当がつく。





「嫌がってんからさ、そろそろやめろよ」





少し高めのだけどドスの聞いた声。




あれ?ちょっと、キレてる?










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