花には水を
・・・一日が過ぎるのって早いなあ。
てか早く帰りたいんだけど・・。
「おい、立花聞いてんのか?」
先生の不機嫌な声に私は、窓へと向けていた顔を元に戻した。
「聞いてまーす。でも、1日じゃ見つかりませんよ」
「・・・すこしは、考えたりしたのか?」
「しました、しました」
本当はしたかしてないか危ういけど。
まあ、ちょっとは思ってみたりしたし。
「・・・後立花だけだぞ?」
「・・・・」
「じゃあ、あと一週間延ばす。やりたい事を見つけなさい。興味のあるものでもいいから」