花には水を




「はい」




興味のあるもの。





やりたい事?





思いつかない、どうしても・・。




生徒指導室を出てから、私は校舎の外へと向かった。





瑞穂は部活があるからほとんど一緒に帰れない。







帰りたいとか、思ったことはないけど。






なんだか今は、誰かと一緒にいたい。





誰か・・・と。





校舎の外俯いていた顔をあげた瞬間、とくんと心が揺れた感覚がした。









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