花には水を
「え?」
まさかの反応に私は戸惑う。
きっと、怒ると思っていた。
昨日のあの態度は何?って。
明白に嫌がられたら、まじ腹立つんだけど?とか・・・。
覚悟していたのに・・。
「ごめん、ちょっと二人にしてくんない?」
固まったままの私を置いて、瑞穂は周りにいた女子にそう言った。
瑞穂に言われて、女子達が去るとき、きっと睨まれた。
睨み返したけど。
「何々?俺が、あの後お前を追って街中駆け回った事を謝ってんの?」
「え!?」
「嘘、ま学校中は走り回ったけど」