彼女は俺にゾッコンです


「さぁデート行こう?」


漸く離れてレイラがデートの提案。


「荷物は!?」


レイラの周りには旅行用トランクやリュックがいっぱい置いてある。


「パパがホテルに持ってくから」


「…そーなんだ」


父親をパシル、レイラに唖然とする。


「さっ、早く行こう!!今日から2日間は恋人だからね」


「うわっ!!」


半ば強制で空港を飛び出した。


「これから何処行くの?」


タクシーに乗り込み、隣に座るレイラに聞く。


「池袋♪一度行ってみたかったんだ」


こっから池袋なんて、いくらかかるんだよー!?


とか思いながらも心は幸せの絶頂。


顔の筋肉が自然と緩む。


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